NPO法人がねぶの会は一人のワイン愛好者の夢物語から始まりました
「岡山に芸術的なワインを作りたい」
そんな想いに惹かれてひとり、またひとりと人の輪が広がっていき、ワイン用葡萄(ぶどう)の全く新しい品種の開発や栽培をしています
自然の中で気兼ねなく語り合ったり、時にはワインを交えて楽しい時間を過ごしたり
人との交流で成り立っているのが、NPO法人がねぶの会です
NPO法人がねぶの会の活動情報はSNSにて、随時お伝えしていきます
会の活動にご興味のある方や参加してみたい方は、ぜひご覧ください。また各SNSのフォローもお待ちしております
「紫葛(がねぶ)」とは九州地方の方言で「ぶどう」のことです
NPO法人がねぶの会で現在作ろうとしているワイン用ブドウは、日本の野生ブドウであるヤマブドウや沖縄に自生する野生ぶどう「リュウキュウガネブ」とヨーロッパ種のブドウを掛け合せたものです
NPO法人がねぶの会では、岡山県内にワイン用葡萄(ぶどう)の畑(ヴィンヤード)を二箇所に確保して、品種開発や栽培をしています
寒い冬、落葉した葡萄(ぶどう)の樹を春に向けて世話してやり、暖かい春に芽吹く姿を楽しみ、暑い夏にすくすく育つ成長ぶりに負けないよう管理し、実りの秋に見事に実ったその美しい姿をみんなで喜び、分かち合う
四季折々の自然とのふれあいを通して、人との交流を楽しんでいます
季節を通じてさまざまな景色を楽しみながら活動をしています
時には額に汗をかきながら、時には寒さに身を震わせながら
苦楽を共に分かち合う仲間は、かけがえのない存在です
一人のワイン愛好者の夢物語...
「岡山に芸術的なワインを作りたい」
そんな想いに賛同した数人の集まりから、がねぶの会の活動は2011年12月に始まりました
始まりこそ少人数でしたが、次第に参加される人々が集まり、2014年3月に認可を受けNPO法人がねぶの会として多くの方々の助力のもと、現在も活動しています
2011. 12 | 「岡山に芸術的なワインを作りたい」 若山氏の想いを共に実現するため数人のメンバーが集まる |
2013. 3 | 岡山市観音寺に苗を植裁 149種類、約600株 |
2014. 3 | NOP法人 紫葛(がねぶ)の会 設立 |
2014. 10 | 試験醸造を実施 |
2015. 4 | ワインの試飲会 有望株の選定 |
2015. 11 | 観音寺圃場にて収穫祭を開催 |
2015. 11 | 会の活動が盛り上がる矢先、若山氏が急逝 |
2016. 10 | NPO法人がねぶの会 総会開催 ワインの試飲会 |
2017. 1 | 観音寺圃場にて3割の有望株を選別、伐採作業 |
2017. 2 | 台木用の株を植える 育成農場を調査する |
2017. 3 | 台木用の株購入 20株 |
2017. 4 | 農地の借地準備を進める 吉備中央町にて圃場の準備 親株の植栽20株 |
2017. 5 | NPO法人がねぶの会 総会開催 役員の交代 新体制 |
2017. 6 - 7 | 吉備中央町圃場にて葡萄(ぶどう)棚の設置 台木ヘの接ぎ木を実施 |
2017. 8 - 9 | 観音寺圃場にて葡萄(ぶどう)の一部収穫 ジュース等精製 |
2017. 9 - 10 | 農林水産省・品種登録申請の出願が受理される |
2017. 10 | 吉備中央町圃場にて雨除け・葡萄(ぶどう)棚を設置 |
2017. 11 | 大岡ワイン醸造所の見学 |
2017. 12 | 観音寺圃場にて剪定等の作業 |
2018. 1 - 5 | 観音寺圃場にて継続的な作業 |
2018. 2 - 3 | NPO法人がねぶの会 臨時役員会開催(2回) |
2018. 6 | NPO法人がねぶの会 総会開催 役員の調整 |
2018. 7 - 12 | 観音寺圃場・吉備高原圃場にて継続的な作業 |
2018. 11 | ワイン試飲会 |
2019. 1 - 5 | 観音寺圃場・吉備高原圃場にて継続的な作業 |
2019. 5 | 観音寺圃場の撤収作業 |
2019. 6 | NPO法人がねぶの会 総会開催 |
2019. 6 - 12 | 吉備高原圃場にて継続的な作業 |
2019. 11 | ひるぜんワイナリーの見学 |
2020. 1 - 12 | 吉備高原圃場にて継続的な作業 |
2020. 6 | NPO法人がねぶの会 総会開催 |
2021. 1 | 吉備高原圃場・第二圃場の準備 |
2021. 1 - 12 | 吉備高原圃場にて継続的な作業 |
2021. 5 | NPO法人がねぶの会 総会開催 |
2021. 9 | ひるぜんワイナリーにて試験醸造 |
2022. 1 - 12 | 吉備高原圃場にて継続的な作業 |
2022. 6 | NPO法人がねぶの会 総会開催 |
2022. 10 | ひるぜんワイナリーにて醸造 |
2023. 1 - | 吉備高原圃場にて継続的な作業 |
今後の活動はWebサイトや各SNSを通じて発信していく予定です
持ち前の際立った個性のために周りの人びとから疎外され、さまざまな苦しみを体験して幼少期をすごした若山裕司氏が、ワインとめぐり会い、その奥深さに魅了されたのは二十歳のときのことであった。
生食に供するブドウの一大産地である岡山に、それと比肩しうる上質のワインぶどうが栽培されていない。どうにかして、故郷の岡山で、飲む人の心に響く芸術ワインを創ることができないものかと思い、周りの人びとに提案したが、賛同を得ることはついに叶わなかった。
それでも、芸術ワインを創り出すという若山氏の夢は消えることなく、新種のワインぶどうの栽培を独力で始めた。沖縄原産の山ぶどうに多くの種類のぶどうを掛け合わせ、みずからの理想とする新種の開発に心血を注いだのである。
三十年の時間をかけてたどり着いたぶどうは、2017年、『くろひめ』と命名された。ぶどうの種はどれもみな、それぞれ固有の設計図を持っており、その生成を助けるよう力添えをすることで初めて「芸術ワイン」が生まれる、というように若山氏は考えた。
わたしたち現代人は、周りの人びとの考えや思いや行いへ、みずからのそれを同化させ、集団という名の多数派にくっついて生きようとする。そうすることで、自分の身の安全を確保しようとする。これに対し、若山氏は、周りの人びとから疎外されても自然や自己の本質に背を向けることのない生き方をつらぬいた。若山氏の生きざまに心を動かされた者たちによって「がねぶの会」が結成され、新種のぶどうを育成するべく今も努力が続けられている。
競争に勝利することで獲られる成功を重視するのではなく、人がみなそれぞれに持つ「その人らしさ」を大切にし、人と人とがつながることでのみ生まれる「幸福」を願う者たちの集うところ。それこそが、がねぶの会の目指すあり方の理想であり、若山氏の生きた軌跡が発してやまないメッセージを実現させる私たちの理念でもある。
NPO法人 紫葛の会 顧問
山本 昌知 医師
Photo 故・若山裕司氏
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